がんばってデジタル一眼レフを購入したのに、いつも似たような写真になってしまうという経験がある人も多いのではないでしょうか。
子供の写真を撮るとき、子供の表情だけに意識を向けていると、顔のアップばかりとってしまい、背景に気を配っていない場合が少なくありません。
これがいつも似たような写真になる原因です。
そんな悩みを解決するためには、構図を意識して撮ることが大切です。
ほとんどの人は被写体を画面の真ん中に配置していますが、この場合シンプルすぎてしまうため、ワンパターンな表現になりやすいというデメリットもあります。
3分割構図は空間や背景を絡めながら、子供も一緒に撮りたいという場合に効果的な構図で、バランスのとれた構図が作りやすく空間を生かしながらバランスアップさせたいときにも有効です。
点構図は俯瞰的な視点で被写体を小さく扱う構図で、その場の雰囲気を取り込むことができ、スケール感を表現しやすいという特徴があります。自然風景の中で子供を撮る時に有効です。
斜め構図は動きや躍動感を表現したいときにおすすめの構図で、画面のラインを傾けるのがポイントとなります。ただ傾けすぎてしまうと違和感がでてしまうので注意しましょう。
曲線構図は画面内の曲線に注目した構図で、顔や髪の毛のらいんなど丸みを帯びた曲線で構図を作るのがポイントです。柔らかい空気感を演出するときにおすすめです。特にアップで表情をとらえたいときに使うのがおすすめです。
プロのような写真を撮るためには、光の向きを意識することも大事です。
肌の質感や陰影の描写は、光の向きによって印象が大きく異なりますから、光の選び方が重要なポイントとなります。
晴れた日の順光は、正面から強い光を受けると肌の質感が表現しにくくなってしまいますから、ソフトな光になる逆行を利用するとよいでしょう。
また曇天時や日陰はフラットな光線は扱いやすいので、撮影には向いているといえます。室内ではレースのカーテンをひくと光が和らいでなめらかに撮影することができます。