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素敵な風景を目の前にして、ぜひ写真に残しておきたいと思うことはありますよね。
そして、その風景をカメラで撮ってみるけれど、いざ撮った写真を見てみると、あれ?
なんとなく味気ない、ですとか、ただの平面的な写真だなあ・・・と思ったことはありませんか?
これは風景写真にありがちなことなんですね。
なぜなら、人物や撮りたい被写体がはっきりしている写真は、そこにフォーカスすれば、主題がはっきりするので写真自体にメリハリが出ますが、風景写真というのは、風景全体を被写体にしてしまうのでポイントが絞れないために、どうしても写真が平面的になり、メリハリがなくなって素敵に撮ることは結構難しいものです。
ではどうすれば、風景写真を立体的にメリハリをつけ素敵に撮ることができるでしょうか。
そのヒントは「前景」です。
撮りたい風景をバックにして、手前に何か別の撮りたいものを入れて写真に収める、という構図の作り方です。
例えば、紅葉の綺麗な渓流を撮りに行ったとしましょう。
山と川だけを入れた写真ですと写真は平面的になってしまいます。
ここに手前に例えばつり橋などあれば、入れてみる。つり橋をいれると、写真には山と川とつり橋の3つのポイントが出来て、ぐっとメリハリが出てきます。
さらに、見る人は、その写真を見て、このつり橋から紅葉を眺めたら綺麗だろうなあ、というイメージを膨らませることもできます。
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そのことによって、見る人は写真をただの平面ではなく立体的なイメージとして捉えられるので、写真が一気に素敵な1枚に見えてきます。
ただ、前景として入れるものは、テーマとしては1つで考えましょう。
あれこもれもと入れてしまうと写真がうるさくなってしまうので、逆にダサい写真になってしまいます。
その点は注意しましょう。
このように、風景写真を撮る時は常に、手前に入れたら写真がぐっと引き立つような前景はないだろうか、ということを意識されることをお薦めします。
最後におまけです。手ごろな前景がないときは、人の後姿でも効果的です。
それが例えば腕を組んだカップルだったりすると、一気にロマンティックな写真になります。