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年配の方ほど、耳年増な方ほど、「株は怖い」「投資は怖い」といいます。
で、その方々の9割以上は、投資経験がありません。
人間、特別に儲かった人の話か、投資で負けた悪い話しか記憶に残りませんから、株やFXで、こまめに儲けて、堅実にやっている人のことを知りません。(テレビにも新聞にも載りませんから。)
投資で儲けようとしたら、まず、無くしてもいいお金を用意しなくてはいけません。まずこれが難しい!
投資をしようと思えば、やっぱり50万円は元手がほしい。
でも、日本のサラリーマンの平均年収が400万円とかいう時代に、年収の5%を捨てられますか? と言われて、「ハイ」と言える人は少ないでしょう。ここが壁。
さらに、多くの初心者は、投資=メチャクチャ儲かるという、誰も言っていない、妄想を描きます。
毎日トレードするような中でいえば、元手の5%の利益を上げるのは大変です。
50万円の元手なら、2万円儲けるのは大変です。これが現実です。
この投資の現実を知るのが、次の壁。
さらに、多くの初心者は、値上がりしている銘柄に飛びつく。
投資で生きていくならば、
「値上がり」は「売り時」で、
「値下がり」が「買い時」なんです。
初心者の多くは、値上がりしている銘柄に飛びつき、(目立つから)高値買いをさせられ、
そんな銘柄はすぐ1割くらい値下がりし、売り時(逃げ時)を逃すと、3割くらい赤字を背負い込みます。50万円の投資なら、15万円の借金です。
初心者はこれが許せない。
初心者は、1回の逃げ損ないで、「負けた。負けた」と大騒ぎします。
その値下がりしている銘柄は、半年、1年すると、元に戻って、利益も出るのに。
株価もFXも、動くものだという、実感がなさすぎるんです。
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なので、投資に負けないようにするにはどうするか?
① 儲けたい金額を決める。(いきなり数百万ではなく、数万円)
② 元手の額を決める。(儲けたい額の10倍くらいが目安。)
③ 気になる銘柄を見つけたら、半年くらい、株価を追いかける。経営状態を追いかける。
④ 半年くらいして、株価の傾向、経営状態の良し悪しが解ったら、
株価の下がったところで、実際に投資。
⑤ やがて、株価が上がり、目標の数万円を儲けたら、その後の株価のことは無視して、
売り逃げ。
これが、投資の初心者の現実です。
投資で、1日、数百万円儲けるなんて、億単位の資本がある人の言う言葉。株式市場を知っている人の言う言葉。
まず初心者は、「1%」の利益のありがたみを知ることが、第一歩。
確実に1%の利益を狙いにいって、1%を稼げるようになるのが、第一歩。
下手に勝負に出て、数十万円の赤字を背負い込んだりしなければ、1万円でも、積み重ねていけば、元手が増えていき、上がる利益も大きくなります。
負けないで市場の中にいれば、いろいろな現実が見えてきます。
そういう、投資の実際や、投資の情報を蓄えていけば、あなたは、どんどん負けにくい投資家になっていきます。
「ローマは1日にしてならず」
投資も、1日にしてはならないのです。厳しい世界なのです。
大手証券会社のトレーダーは、100億円のお金を動かして、数十億円の利益を出して、億単位の収入を得ます。
彼らは、学生の頃から、投資市場に出入りして、情報の集め方や、利益の上げ方を学んでいき、勝ち残ってきた、選ばれしエリートです。
こういう特殊な人たちが、ウヨウヨしているのが、投資の世界です。
こんな特殊な人たちの話が、一般論な訳はないのです。
あなたが、まず投資を始めたいならば、
数十万円の元手と、数万円の利益が、現実です。
その数万円のためにする努力は少なくありません。
割に合うと思った方だけが、生きて行ける世界、それが投資です。