株式投資がしたくても、サラリーマンにとっては街中にある証券会社に通う時間が取れません。
また、勤務中に証券会社の担当者と電話で取引の話をすることは周りの目が気になってできません。
そんなサラリマンにうってつけの取引方法があり、それがインターネット専門のネット証券におけるオンライントレードです。
オンライントレードとはその名の通り、インターネットを利用して株式の売買をすることです。
オンライントレードのメリットには以下などがあります。
１．安い手数料
オンライントレードの最大のメリットは、手数料の安さにあります。
通常、証券会社の実店舗で20万円の株式を売買すると、2,500円程度の手数料を取られますが、ネット証券であれば200円程度で済みます。
この手数料の差が最終的な投資効率に大きく影響します。
ネット証券は実店舗を設置しないことから、店舗の維持管理費や従業員の人件費などの経費を大幅に削減できます。
それが、手数料の安さに反映されています。
2．利便性の高いシステム
オンライントレードはパソコンやスマホなど、インターネットの通信端末さえ持っていれば、自宅や勤務先、出先など、どこからでも都合の良い時間に簡単に売買ができます。
そして、オンライントレードは夜中でも注文を受付けているため、会社から帰った後でゆっくり株価の動向を見ながら注文を出すことができます。
特に、夜中の注文が可能ということには、証券取引所の取引終了後に株価に影響を与えるような出来事があった場合、すぐに買いや売りの注文を出せるというメリットがあります。
また、ネット証券のWEBサイトは機能が充実しており、株式市場の概況や企業の業績ニュースなどをチェックできる他、銘柄の検索ツールも備わっています。
さらに、様々な注文方法に対応できるツールまで整っています。
3．意に沿った取引が可能
証券会社の担当者との対面取引だと、気の弱い投資家は担当者の反応次第で自分の意図とは違う売買をしがちです。
また、強引な勧誘に乗ってしまう懸念もあります。
一方、オンライントレードであれば、何の気兼ねもなく投資家の意に沿った売買が実現できます。
4．短時間取引が可能
オンライントレードによって、「デイトレード」や「スキャルピング」などの短時間単位の取引が可能になります。
1日に何度も取引を繰り返すデイトレード、また数秒単位で取引をするスキャルピングはオンライントレードでなければ成り立たない取引形態です。
つまり、これらの取引はリアルタイムで株価の動きをチェックし、ジャストタイミングで注文を出さなければならず、そのためにはオンライントレードが不可欠です。
実店舗相手ではでき得ない取引です。
ちなみに、オンライントレードはインターネットを利用するため、インターネット特有の注意点があります。
つまり、パソコンやスマホにおいて入力ミスがあってもその注文が生きてしまいます。
また、IDやパスワードを忘れると、取引自体ができなくなります。
証券会社に申請すれば再発行はしてもらえますが、日数が掛かるため、売買のタイミングを逃すことになります。
今や、いつでも、どこでも、簡単に株式投資をできるオンライントレードは必須なシステムです。
また、リアルタイムで株価の動向をチェックしたり、株式投資のニュースを確認したりするためにはオンライントレードは欠かせません。