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知らない事で世界は満ちている *大人が読みたい名作絵本*

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ぼくはいろいろしってるよ。

こんな一文がとても可愛らしい「ほくはいろいろしってるよ」は、知るという事がどれだけ大切かを教えてくれる絵本です。内容はどれもこれもごくごくシンプルなものばかりです。読んだ時に思わず、

「な―んだ、そんなの知ってるよ」
と、思うかもしれませんが、本当にそうでしょうか?

もしも、なぜ空が青いのか?と、聞かれた時に答えられますか?
空が青い事は知っていますが、なぜ青いのかを答えられる人は少ないと思います。

この絵本は、世界がどれだけ不思議で満ちているのかを改めて教えてくれる絵本なのです。そして、「知る」という事がどれだけ大切なのかを教えてくれます。
世の中で大切なのは学校の勉強ばかりではないのです。

私達の回り全てが勉強なのです。
この絵本が名作なのは、男の子の目線から私達に様々な不思議を教えてくれるのです。
今まで当たり前に接してきたもの全てが、こんなにも不思議な事だったのかを教えてくれます。

小さな子の疑問は、大人の疑問とは違います。子供にとっては、目に写る様々なものが不思議な疑問なのです。
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これからも、私達は様々な不思議に直面するかもしれません。そして、不思議と出会える事はなんて素晴らしい事なのでしょう。
何気なく見ていた窓からの風景。不思議に思えば、全てが特別な存在に見えてきます。
「ほくはいろいろしってるよ」
を読んでいると、とても物知りになったような気がします。

いろいろしってるというのは、こんなにも楽しい事なんだと知るきっかけとなりました。

いつから私達は疑問に思わなくなったのでしょう?

いつから好奇心というものを忘れてしまったのでしょう?
疑問や好奇心は、いつまでも忘れないで持っておきたいと思わせてくれる絵本だと思います。

そして、あらゆる不思議を知る事が、どれだけ日常の生活を豊かにしてくれるという事が分かると思います。
これからも、あらゆる不思議と出会う事を楽しみにしたいと思います。

引用:ぼくは いろいろ しってるよ
作:アン&ポール・ランド
出版元:福音館書店

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