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一人ぼっちの大切さを知る絵本 *大人が読みたい名作絵本*

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一人ぼっちにはなりたくない。

多くの人がこう思っている筈です。でも、一人ぼっちを経験しなくては、誰も一人ぼっちの哀しみや孤独を知る事はないのです。

子供の時に、気が付くと誰かと遊んでいました。特別な約束をした訳ではありません。でも、気が付くと一緒に遊びんでいました。

どうして大人になったら、事前に約束を必要とするのでしょう?
この絵本が表現したかったのは、友達が欲しい時は、決して無理強いをしてはいけないというものではないでしょうか?

友達になるのに、理由なんていらない筈です。でも、大人になってくると、純粋に友達を作る事が難しくなります。

女の子は、なぜ一人ぼっちになったのでしょう?

なぜ、動物達は女の子の側に戻ってきたのでしょうか?

一人ぼっちになってしまった女の子は、きっと世界で自分だけになってしまったと思ったんだと思います。
不思議ですよね。広い場所に一人だけで立っていると、まるで世界中で自分だけが取り残されたような気持ちになってしまいます。

そして、初めて一人ぼっちがどれ程孤独なのかを知るのです。
今の時代。どれほどの人が本当の孤独を知っているのでしょうか?
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誰かと話したいと思えば、SNSを使えば、簡単に誰かと繋がる事が出来ます。でも、だからこそ人との繋がりが薄れてしまうのです。

確かに、知らない人との繋がりも大切です。でも、すぐ側にいる人の大切さを忘れているのではないでしょうか?
「わたしと あそんで」このタイトルの大切な部分は、「わたしと」ではないかと思います。
他の誰でもない。「わたしと」あそんで欲しいのです。

自分が誰かにとって特別な存在である事を認識する事はとても大切な事だと思います。そして、同時に相手に対しても、「あなたは特別」と伝える事がとても大切な事に思えます。

名作絵本というのは、時として今まで気が付かなかった大切な事を教えてくれます。
自分の側にいる大切な人の事を、改めて見つめるきっかけになるのかもしれません。

引用:わたしと あそんで
作・絵:マリー・ホール・エッソ
訳:よだ じゅんいち
福音館書店

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