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赤ちゃん顔のお月さまに癒されよう!「おつきさまこんばんは」の世界 *大人が読みたい名作絵本*

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皆さん、最近夜空を眺めていますか?一番最後に、星座を探したり月の形をたどったのはいつ頃のことだったでしょうか。直視できない太陽・お日様に比べて、お月様はじっくりと見入る事のできる、優しい存在です。心が疲れてしまった夜は、カーテンを開けて暗闇の中でお月様を探し、「おつきさまこんばんは」と、懐かしいフレーズを囁いてみませんか。

夜になると活発に動き回るのは猫たちですが、その猫ちゃんが心待ちにしているもの…それは闇夜に浮かび上がってくる「おつきさま」です。

人類は、遥か昔から天体に対してただならぬ興味を抱いてきました。月の満ち欠けで暦をつくり、星の運行で未来を占ってきました。実際に、天体観測は様々な分野に有効利用できる素晴らしい科学なのですが、それとは別に「見ていて癒される」美しい風景、というのが最大の魅力でもあります。

お月様が連想させるイメージも幅広く、人によっては凶事のしるしと見られる場合もありますが、多くの場合は「癒し」や「安眠」、そして深い休養といったものが挙げられます。
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名作絵本「おつきさまこんばんは」では、まんまるな満月のお月さまが、まるでむっちり太ったかわいらしい赤ちゃんのように表現されています。これは若年の読者に向けて、自分とお月さまを同化させ、ねんねの時間への安らかな移行を指ししめす意味もあるでしょう。

大人が改めてこの絵本を眺めると、お月さまのまるまるとした無垢な表情、やわらかい喜怒哀楽の表情に無意識のうちに目が行きます。まるくて、優しくて、何かにとても満足しているかのような満ち足りた笑顔。裏表紙の「べえー」の表情には、思わずくすりと、こちらも笑顔になってしまいますね。

お月さまのもつ柔らかな魅力、癒しの力を何気なく表現したこの絵本は、大人がリラックスするのにも最適な一冊です。眠れぬ夜に本物のお月さまが雲隠れしていたら、ゆっくりと開いて読んでみてはいかがでしょうか?

『引用:おつきさまこんばんは 作・絵:林明子 出版社:福音館書店』

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