スタミナ料理に欠かせない、栄養豊富で体を温めてくるお野菜のニラ。今回はこちらの家庭栽培の方法を紹介したいと思います。

まず、ニラは種から育てることも苗から育てることもできます。どちらも購入することができますが、おすすめは苗から育てることですね。

種からだと手間と時間も掛かりますし、種から育てた経験というものはあまり役に立ちません。むしろ、苗から育てた方が後々より栽培がし易くなります。その理由についてはまた後で。

では、苗からの育て方を紹介しましょう。苗を入手したあとは、植えつけます。この際に注意することとしてはまず土壌です。
ニラは酸性に傾いた土が大嫌い。なので、酸性に傾かせないためにも、耕す石灰を施してあげなくちゃいけないんですね。
苗を植える時期は3月中旬から下旬、あるいは9月の中頃がおすすめです。また、植える際には苗を3本から5本くらいにまとめて植えること。そして他のまとまった苗とは15センチずつは話して植えましょう。

さて、ここでニラを育てる上での最重要ポイントを紹介します。
それは1年目は収獲をしないことです。ニラの収穫期は春から夏にかけてですが、収獲するのをぐっとこらえて、雑草の除去、花蕾の除去、定期的な土寄せ、これらのみを行って、冬に枯らせてしまいます。
こうすることで、株が充実していくのです。
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2年目に入りましたら、上述したケアに加えて追肥をしつつ葉が20センチを越えるのを待ちます。
育って来たら土から2センチから3センチくらいの所をはさみで切って、株を植えたままでニラを収獲していきます。株を植えたままにしておくことで、またニラが成長して、年間で3回から4回くらいは収獲が可能になります。スパンは20日くらいですので、日々の成長速度を見ながら適度に収獲していきましょう。

さて、次は3年目の話しになりますが、ここで重要になるのが、株分けです。
ニラは葉が6枚以上展開すると分球する性質があり、株がどんどん増えていくんですね。
これこそがニラの最大の特徴です。最初は少量だった苗も、3年目になると倍以上に増えて、来年によりたくさん収獲できます。3年目は1年目同様のことをしなくてはならなくなりますが、この辺りは一度苗から育てた人にとっては簡単に終わらせられる作業になりますね。

各年での収獲にはなりますが、収穫期にはたくさん収獲でき、しかもたくさん増えていくので、育てていて楽しいと思いますよ。

あと、最後に一つ。たくさん収獲できるからって、ニラの食べ過ぎて口臭が気にならないように、それも注意しなくてはいけませんよ?

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