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資金を増やし続けるために必要な2つの考え方 FX編

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自宅のパソコンで、手元のスマホで、いつでもどこでも簡単にトレードすることが簡単な時代になりました。
証券会社同士の競争も激しく、10年前までドル円の通貨ペアのスプレッドは1.2でしたが、今や0.3を割る業者も手出来ているほどです。
取引手数料がほとんど不要なこの最近のトレード事情で、トレードしやすい環境はかなり整いつつあります。
しかし、100回200回とトレードを繰り返しても、なお利益を上げられる、そんなトレーダーは、昔と変わらず全体の1割程度にとどまっています。
環境は整いつつあるけれども、資金を増やし続けられるトレーダーが昔とほぼ変わらないのは、いったいなぜでしょうか?

トレードをすればするほど資金が減っていく、そのような状況を打破するためには、これから紹介する2つのことを理解しましょう。
そうするだけで、劇的にトレード効率が変わるはずです。

まず、ひとつめ。
遅すぎる損切りを減らしましょう。
資金を大幅に減らし続けてしまうトレーダーの特徴として、いつまでも損切りしない、損切りできないそのような方をお見受けします。
どうして損切りが遅れてしまうのか、そのメカニズムを簡単に紹介します。ポジションを保有するときには、儲けたいと思ってトレードしているはずです。
もちろん私もそうです。儲けようと思ってトレードしているにもかかわらず、損切りをしなくてはならない。
この矛盾に対して、対処できる方法を持っているトレーダーは、決められたところで損切りをして資金を守り抜きますが、そうでないトレーダーは、ずるずると損失を垂れ流してしまうことになります。

トレーダーごとにポジションの保有時間が異なるため、何pipsで損切りするという具体的なことは書けませんが、1回のトレードごとの利益と損失の比率が2:1よりも悪ければ、トレーディングプランを練り直す必要があると言えます。
一回の利食いは約10pips程度の方が、一回の損切りは約20pipsといった場合、トレードの勝率は66%以上なければなりません。

さすがにこのような利益と損失の比率では資金がいくらあっても足りないと言わざるを得ません。
ポジションを保有する前に、あらかじめこの地点で損切りをする、その価格になったら必ず損切りを執行する、その仕組みづくりが重要になります。

次に、大事なこと。それは、含み益を抱えているポジションをさっさと解消してしまわないことです。
これは、最初に決めたとおりのプランで損切りすることよりも、かなり難しいことです。
含み益を抱えている状態で、その含み益が0になる、逆に損失になってしまう、そういった経験はたくさんされていると思います。
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逆に、含み損を抱えている状態の時、損失がそのうちなくなると思ってポジションを保有し続けたら、どんどん損失が膨らんでいってしまった。
ある程度のトレード経験がある方でしたら、どちらのことも経験済みかと思います。
トレンドが発生しているとき、その時に利益の出ているポジションを保有していたのなら、トレンドが終息するまでそのポジションはがっちりとホールドするべきなのです。

このように、利が乗っている状態の時に、しっかりと利益を取りきるという行動ができるようになったら、あなたのトレードの利益と損失の比率は劇的に向上することでしょう。
さて、今回はトレードの肝ともいえる部分を、2つ紹介させていただきました。
トレードをたくさん繰り返したのち、資金が増えないという方のほとんどが、今回紹介したこの2つのうちのどちらかが実践できていないはずです。

トレードが終了してから、ご自身のトレードを振り返ることも大事です。
利益と損失の比率はどうでしょうか?利益をしっかりと伸ばすことはできていますでしょうか?
ぜひ見直していただき、トレードごとに資金を増やし続けられるようなトレーダーを目指してください。

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