大人になって、子どものために絵本を買うようになって新しい絵本作家さんの絵本も手に取るようになりました。
その中でも大人が気に入ってシリーズを揃えてしまったのが島田ゆかさんの「バムとケロ」シリーズです。
この絵本はシリーズもので5冊あり、主人公はタイトルにあるように犬のバムとカエルのケロです。
バムは白いブルテリアっぽい、しっかり者の世話好きな犬です。
ケロちゃんと呼ばれている目がぎょろりとしたカエルと同居しています。
友達同士のようでもあり、親子のようでもある二人です。
ケロちゃんはいたずら好きで、バムをちょっと振り回しているようなおちゃめで可愛いキャラクターです。
どういった関係で同居をしているのかは分かりませんが、そして何故犬とカエルの組み合わせなのかも分かりませんが心がひきつけられます。
この2人のある日の生活を切り取ったのが、そのまま絵本になっているんです。
「バムとケロのさむいあさ」ではあひるのかいちゃんとの出会いが描かれています。
「バムとケロのおかいもの」では、月に1度のおかいものの日にアヒルのかいちゃんとおかいものに行くお話です。
「バムとけろのにちようび」では、二人の休日の過ごし方が描かれています。
「バムとケロのもりのこや」ではもりで誰も住んでいない小屋を見つけます。
「バムとケロのそらのたび」では、なんと飛行機を作ってしまいます。
簡単に説明するとこのような内容でバムとケロにとってはありふれた日常だけれど、読者からしたら明らかに非日常なファンタジーな世界が描かれています。
そしてじっくりと絵本をめくっていくと、細部に描かれた部分にほっこりとしてしまうのです。
二人の住んでいる部屋ですが、目印のようにそれぞれの顔がデザインされた家具があったり、本棚の中に二人のフィギアが飾ってあったりします。
何度もめくっていると、また新たな発見をしてしまうためつい細部まで見入ってしまいます。
家の中は犬グッズが多いので、恐らくケロちゃんが居候しているのだろうなとかも想像できます。
<まとめ>
ちょっと疲れてしまった時は、バムとケロの絵本を開いて新しいものを発見するのがオススメです。
開くたびに意外なものを見つけてしまう、楽しさがいつまでも続きますね。
【引用:絵本名:バムとケロ 作者名:島田ゆか 出版社名:ぶんけい】