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「子供の純粋でまっすぐな質問にどう答えていいか迷う事ってありませんか?」
私は大学生の頃、教育学部出身だったこともあり塾のアルバイトをしていました。
「子どもは純粋」「子どもは天使」と良く言うけれど、私はそう思えないこともしばしば。
子供がまっすぐに思ったことをぶつけてくるので、私は答えに窮することがよくありました。
そんな時によくお世話になったのが絵本です。
私自身は両親から絵本の読み聞かせをしてもらった記憶はありませんが、塾のアルバイトをしていたことで当時本好きの姉に沢山の絵本を紹介してもらった記憶があります。
その中から今回は特に印象深かった絵本
「きみはほんとうにステキだね」をご紹介したいと思います。
子供も大人も同じなのでしょうけれど、どうしても集団の中で人は役割を演じてしまうものです。
力が強い子
いたずらばかりする子
おとなしい子
嘘をつく子
ピエロのように盛り上げ役を買っている子・・・
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あるとき、体が大きくいつも何かあると大きな声で怒鳴ったり、手や足が出てしまう子に、おとなしい子が叩かれたことで泣いてしまい、学習をさせられる雰囲気じゃない時がありました。
クラスの子供達は、みんなその体の大きな子のことばかりを責めましたが、理由を聞くと「僕のことをバカでデブだとアイツが言ったんだ」と言いました。
つまり、やられた子が先に陰口を叩いていたわけです。
かといって暴力がいいことではありません。
その時に私が悩みに悩んで読んだのがこの本でした。
あれから随分経ちましたが、私はいまだにこの本が大好きです。
人には必ず生まれてきた意味があって、良い所があるんだと、大人になった今の自分自身も励まされています。
自分を上手に表現できない時。
自分を嫌いになりそうな時。
自信を失いそうな時。
絵本が私を癒して元気づけてくれています。
皆さんもよかったら童心にかえって、久しぶりに絵本を開かれてみてはいかがでしょうか。
【引用】
絵本名:きみはほんとうにステキだね
作者名:宮西達也
出版社名:ポプラ社