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何でもない1日の中には、たくさんの学びがある *大人が読みたい名作絵本*

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「スキャリーおじさんのたのしいものしり」は、表紙の可愛らしさから思わず手に取った絵本です。
猫の家族の日常を描いた作品なんですが、その日常のなんて可愛らしい事なんでしょう。

猫の家族が暮らす家や、学校がカラフルな色彩で描かれていて、まるで自分が猫の家に遊びにいったような感覚になります。
どうして挨拶は大切なのか、どうしてマナーは守らないといけないのか。当たり前の事のように感じますが、その当たり前を描いている所が、この絵本の魅力なのです。

そして、猫の家族やブタの家族の描写がとにかく可愛いんです。カラフルな服を着ているというだけではなく、テーブルの上に乗っているお菓子やジュース、台所やお掃除をしている様子が、とても丁寧に描かれていて、本当に彼らがこんな生活をしているのではないのかと、読みながらついつい微笑んでしまう可愛い絵本です。

絵本の魅力は、非日常を日常にしてくれる事です。

大人になると、動物が喋ったり、人間のように動くのは不自然だと思います。でも、なぜか絵本の世界ではそれはとても当たり前な事になっているんです。
そして、動物達の会話や行動は私達にいつも大切な事を教えてくれます。

友達とケンカした後の仲直りの仕方も、お母さんやお父さんに謝りたい時の方法、宝物の隠し場所に夜の冒険。私達は、子供の頃から絵本によって様々な事を学びました。そして、みんな大人になっていくのです。
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「スキャリーおじさんのたのしいものしり」は、絵本からたくさん学んだ頃の事を思い出させます。
こんな事も学んだ。あんな事も学んだ。と、まるで答えあわせのような事が出来るのです。
大人になると、絵本の世界から離れがちになってしまいます。

時々は、絵本の住民に戻るのも悪くはないと、この絵本を読んだ時に思いました。絵本からいろいろなものを教わるのは、今も同じかもしれません。
大切な事をさりげなく教えてくれるのが、名作といわれるゆえんであろうと思います。

引用:スキャリーおじさんのたのしいものしり
作:リチャード・スキャリー
訳:ふしみみさを
出版元:BL出版

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