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日本人である事を再認識する絵本 *大人が読みたい名作絵本*

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名作というと、重厚なストーリーや、思わず涙が出てくるような作品を思い浮かべる人も多いと思いますが、本当の名作というのは、長年愛され続けてきた本の事を言うのではないでしょうか?

「あいうえおえほん」は、1982年に誕生しました。

ひらがなというのは、もちろん日本独自のものです。
そもそも、日本のように色々な文字を持っている国は少ないと思います。
ひらがなや片仮名、そして漢字。様々な形態の文字の中でも、ひらがなは誰もが一番最初に触れ合う文字です。

この絵本を読んで、改めてひらがなの素晴らしさに気が付きました。
今やPCやスマホの発達で、手書きの文字を見る機会も減りました。
改めてひらがなを見た時に、こんなにも美しかったのかと、惚れ惚れとしてしまいました。

一枚づつ捲る度に現れる文字達に、改めて日本人で良かったと思いました。
大人になると、改めて文字を見る機会なんてそうそうないと思うんです。

例えば、「あ」という文字のバランスがこんなにも難しいのかと思いましたし、「さ」と書くだけなのに、こんなにも難しいのかという事に気が付くのです。
絵本は子供だけのものと考えていたのですが、この絵本を見ると、日本人として大切なものを教えてくれているようです。
文字を教えてくれる絵本はたくさんあります。そんな中で、なぜこの「あいうえおえほん」が愛されているのでしょうか?
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それは、この絵本が美しい文字とイラストで作られていたからではないでしょうか?
ストーリーはないのですが、鮮やかな原色のイラストと、大きく書かれたひらがなが、まるで完成されたアートのようにも見えました。

海外の文字も美しいと感じるものもありますが、優美な曲線をこれほどまでに使うのは、おそらく日本ならではだと思うのです。
日頃、自分が日本人である事を意識する事は少ないと思うんです。

この絵本をきっかけに、日本語の本来の美しさに気が付くと、文字を見るのも書くのも、とても楽しくなると思います。

引用:あいうえおえほん
作:とだこうしろう
絵:とだこうしろう、とだひろし
出版元:戸田デザイン研究室

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