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塩漬けになったまま、切るに切れずにそのまま所持している株はありませんか。
損切りしたいけど、今売ったら結構な損失だ。
今売ったら損だから、上がるまで待ってよう。でも中々上がらずに下がっていく一方だ。
そんな風に考えているうちに時間はどんどん過ぎ、結局株価は下がる一方。
損切りすべきか損切りしないべきか、シチュエーション毎の対処法を紹介します。
1 四季報、キャッシュフローを自分の目で実際にチェック
当たり前ですが、株価が高い=経営が上手くいっている、ではありません。何故だか分かりませんが、株価は下がっているのに実際の業績は良い会社もあります。投資家の中には、実際の決算書を見ずに株価の上下だけでその会社の良し悪しを決めている人もいるのです。
最初に購入する時に確認すべき項目ですが、仕方なく塩漬け株になってしまった場合はそれからでも遅くはありません。その企業が発表している報告書を見て、時には株主総会にも参加し実際の経営はこれから良くなる見込みがあるかどうかを判断しましょう。
「今は株価が下がっているが、今後の経営状況は明るい」
と判断したらそのまま塩漬けのまま保持しましょう。
「株価も下がっているが、実際の経営状況も今後期待出来ない」
と判断したら、損をしてでも早めに売りましょう。早い決断がさらなる損失を防ぎます。
2 配当金の割合をチェック
実際に株価が下がっていて、決算書を見ても経営状態の悪い企業でも、何故か分かりませんが配当金の割合が高い場合があります。政府関連企業や、アセアンなどの新興国の企業に多いです。そうした場合、今後もその配当金が維持されそうであれば、保持する方がお得な場合もあります。
「配当金で得られるお金(何年保持するかによる)と損失するお金を計算する」
株を実際に売った時に損失するであろう金額を出して、配当金をもらい続けるとそれが何年でカバー出来るかを計算しましょう。例え株価が下がっていても、政府関連など簡単には潰れないであろう企業であれば、何年、何十年か保持し続けることにより配当金で損失額をカバー出来る場合があります。その間にもしかすると株価が上がる可能性もあります。
ただ、途中で株価が暴落、企業が倒産、配当金が減少する、などのリスクはありますのであくまでも自己判断でよく考えてから決めましょう。もしも倒産するリスクがでた場合は、早い者勝ちで早く売った方の勝ちです。所持し続けていると、ババ抜きのババになってしまいます。
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3 掲示板は見るな、信用するな
人の噂だけで投資することほど怖いことはありません。中には、絶対に「上がる」と分かっていて「下がる」と噂を流す人もいますし、その逆の人もいます。
損切りしようか迷って焦っている状態の時ほど、この罠にハマりやすいので気をつけましょう。見るとどうしても気になってしまうものですので、最初から一切見ない癖をつけましょう。
あくまでも、自分自身で経営状態を調べて自己責任で投資することが一番です。
4 その会社を応援したいか、頑張って欲しいか
元々、投資とはその会社を応援するための目的ですので、あなたがその会社のファンだったり商品を愛用していたり、その企業に対して好意を持っている場合は、
「株価が暴落しようと無配当になろうと保持し続ける」
という選択肢もあります。この場合、一度覚悟を決めれば株価が上がろうと下がろうと何ら気になりません。あなたが株を売らないことで、その会社の役に立っていると思えるでしょう。
以上、塩漬け株を損切りすべきか、保持すべきか、4つの対処法を紹介しました。
何事も経験ですから、一度損切りなどの経験をすると、購入時により詳しく調べるようになるなど自分の経験値が増えるメリットもあります。大切なのは、人の噂を信じずに、常にニュースなどに耳を傾けたりIRなどを見て自分で判断することです。
出来るだけ、株の上下に一喜一憂しなくて済むように投機ではなく投資を心がけるようにしたいものですね。