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FXはご存知のように、購入した外貨のレート変動によって利益を出す投資です。
そして、このレートは24時間絶えず秒単位で変動している為、FXに向いているのは基本的には1日に何度もレートの確認が行える人です。
本格的にFXで投資している人の中には、それこそほぼ1日中画面の前に張り付いている人も決して珍しくありません。
となると、とてもそのような時間がない人にFXは向いていないと言わざるを得ません。
例えば1米ドルを110円で購入し、そのレートが112円になれば、差し引き2円の利益ですが（※ここではスプレッドや手数料は考えません）、次の瞬間には109円に落ちてなってしまうかも知れません。
この購入した時より上がっている瞬間を狙って取引を行うのがFXの基本です。
ですが、FXで利益を出す方法は決してそれだけではありません。
と言うのは、FXで購入する外貨にはスワップ金利というものが設定されています。
日本円に対しても設定されており、その日本円から購入した外貨との金利差が利益になる仕組みです。
スワップ金利は利用するFX会社によって異なりますが、日本円のスワップ金利はどこでも0.1％で固定されています。
これに対して外貨のほとんどはこれより高く金利が設定されており、南アフリカのランドなどはとても高く、5％以上のこともあるくらいです。
つまり、日本円からこのランドを購入すると、差し引き5％程度のスワップ金利を得ることができるのです。
金利という表現から分かるように、その状態でランドを所持していると、毎日年利5％（とします）の金利が得られるのです。
もし日本円で20万円相当分を持っていれば、1日当たり約27円の金利が黙っていても入ってくるということです。
FXは決して売買だけでなく、このように購入した外貨の金利だけで儲けを出すということも可能なのです。
定期預金の金利がこれほど下がってしまった昨今、このスワップポイント（スワップ金利によって出る利益のことを差します）を目当てに、言わば預金のようにFXで外貨を購入する人も少なくありません。
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ただし、スワップ金利の高い外貨を購入する際には注意も必要です。
この金利の高い通貨はどれも安定性に欠けるところがあり、それが低い通貨よりレート変動が激しいことが多いのです。
いくら高い金利が得られるとは言っても、レート自体が大きく下がってしまってはトータルで損をしてしまいます。
よって、預金のように簡単に金利だけが得られるというものでもなく、購入する外貨や時期がとても大切になります。
それでもこのスワップ金利を期待しての購入なら、1日に何度もレートの確認が行えなくてもそれほど問題はありません。
1日に1回確認ができればそれだけで充分です。
スワップポイント狙いは、少なくとも1週間、長ければ1ヶ月単位で持ち続けて序々に利益を出すという投資になるからです。
もちろん確認した時に思ったよりレート自体が上がっていれば、そこですぐに清算してしまっても構いません。
このように、FXでのスワップポイント狙いはあまり時間のない人にもおすすめの投資方法です。
FXは決して売買の差額だけで儲けを出す投資ではなく、スワップ金利という要素も充分に活用し、トータルで利益を出すものなのです。