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●納得できる負けとマイルール破りの負け!
FX取引を何度も何度も続けていくと、次第に得意となるチャート状況や手法を生み出す事となります。しかし、それでも利益が思い通りに伸びない事がやってきます。それは、偏に自分が決めたFX手法やマイルールの通りに取引を続けられない事が原因ではないでしょうか?
もし、ある程度のFX投資歴を積み重ねても、時々マイルールを破ってしまう事が原因で損失を出す事に悩んでいるなら、これからの事を参考にして下さい。
●マイルールをさらに強固にするべきか?
人間は弱い生き物なので、どうしてもルールがあればそれを完全に守る事は不可能です。この大前提を受け入れる事が、FXでも重要となります。
良くあるパターンとしては、最初は手法も定まらず適当にトレードをしていくが、何度か負けや大きな損失を出す事で次第にマイルールが出来上がっていきます。しかし、問題なのはここからなのです。
マイルールの多くは、有名な投資家や投資法からの受け入れで、さらに自分が負けてしまった事を二度とやらないと誓ったものとなりますよね。ナンピンを繰り返して大敗したなら、”ナンピン厳禁”とするルールが出来上がります。このルールを普段は守れても、勝ちが続いて調子が良くなると破ってしまうのが人間であり、多くのトレーダーなのです。
第一、マイルールをいくつも設定すると、最初に決めたものは守る事が難しくなる局面に出くわす事もあります。そんな時にトレードして、皮肉な事に破った方が利益が多くなるのが、これまたFXの厄介なところです。
個人的な考えとして、いくらマイルールを作っても結局はいずれ破ってしまうのが普通の人間ですし、著名投資家でも最後は相場から退場するケースが多い事を鑑みると、あなたが破ってしまうのも当然なのです。
だから、マイルールを作る上では破ってしまう事も想定してルールを完成させましょう。破る前提のルール作りとは矛盾のようですが、そうする事でさらに強固で柔軟な手法やルールが完成しますし、精神面でも安定していきます。
それでも、流石にどんな取引でも折角苦労して作り上げたマイルールを踏みにじるようでは成長もないですし、過去の自分を裏切っている事になります。そこで、破るにしても納得できる状況にしてから、実行するのです。
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例えば、スキャル取引を繰り返していて、負けが続いているのにさらに取引を重ねてルールまで破るのは論外です。最低限、利益を出している時だけルールを破る事を可能とするのです。
これは認めない人も多いですが、流れがある時にルールを破るのは、負けても1日利益が吹き飛ぶぐらいと納得させるのです。確かに築き上げた利益が消えるのは痛いですが、儲ける可能性もあります。何より、今は取引する事がチャンスだと捉えたのなら、それに従うべきです。
これを何度か繰り返すと、次第にマイルールが変化してきます。利益が吹き飛ぶことが多くなると、「一日利益上げた後は枚数を少なくする」や、「取引そのものをしない」など一人ひとりによって変わってきます。
自分だけが守れるルールなので、どれが正解なのかもありませんよね。投資本やネットなどに書かれているものが、自分には窮屈で守れないならそれを柔軟に変化させるのです。
マイルールをきっちり守っても負ける事はありますし、時々破っても一年後や数年後に大金を掴んでいるなら、どちらがFXで成功したかは明白ですよね。
●最後に一言
FXブログや動画などで、ルールを作り徹底する事を重要視しているトレーダーも多いですが、そんな人には投資結果や取引履歴を見せてくれと言いたいです。強く訴える人ほど、FXから利益を上げていない場合が多いです。それなら、多少負けたり破る事があっても、最終的に勝つ事を目指すべきです。