子育ては楽しい事ばかりではありません。
だって、1人の人格を持った人間だから、思う様に行動して、泣いて、笑って1日、1日を過ごしていきます。
お腹の中に赤ちゃんを宿した時から、子育ては始まっているんです。
だって、ママはお腹の赤ちゃんに話しかけたり、歌を歌ったり、お酒や煙草を避けたり、つわりに耐えたり、赤ちゃんの為の努力をしていますからね。
もし、この世に命を宿る決意をしたのが、赤ちゃんだとしたら…。と、考えた事はないですか?
赤ちゃんが、自分達夫婦を、お父さん、お母さんと呼びたくて、きっと幸せにしてくれると信じ、勇気を持って汚れのない世界から地上に舞い降りた。と、したら…。
あなたたちが仲睦まじく結び合っている姿を見て、私は、地上におりる決心をしました。
絵本にはそう書かれていて、大人目線では無く、生まれてくるまでの赤ちゃん目線で、お父さんやお母さんに向けた色んな思いが詰まったメッセージ何です。
絵本の中のわたし、は、お父さんやお母さんに対しての思いだけでは無く、わたし自身を期待し過ぎてしまう事に不安を感じる。とも、書かれていました。
私も、子育てに奮闘している真っ最中ですが、正直、どうして?何で?と疑問符だらけの毎日ですが、この子が私ならきっと幸せにしてくれると思って、私の元に舞い降りたと考えたら、疑問符だらけの子育ても、違う視点からみる事が出来るのかなっと、思いました。
辛いニュースばかりが増える一方、自分目線、大人の都合、では無く、赤ちゃんや子供目線から、考えられたら辛い思いや悲しい事は起こらない様な気がします。
「産んでくれ。と頼んで無い。」という反抗期の子供は、よく耳にしますが、この絵本を読むと、産んで欲しいからこの子は生まれてきたんだなぁ。
と、思えば、逆に反抗期の子供でも、いとおしくなりますよね。
勿論、子供が読む絵本ですが、大人が読んで、考えさせられる絵本なのかなっと思いました。
是非、大人の人に読んで貰いたいです。
ータイトルー
わたしがあなたたちを選びました
ー作ー
鮫島 浩二
ー出版社ー
主婦の友社