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「マーシャとくま」は、絵本の中でもハラハラドキドキする絵本です。森の中でくまと出会ってしまったマーシャ。彼女がこの後どうなってしまうのか、ページを捲る度にハラハラしてしまうのが、この作品の魅力です。
この絵本が伝えたかった事は、どんな困難な事があっても、諦めない気持ちがあれば、打ち勝つ事が出来るという事です。
マーシャにとっては、大きなくまと出会ってしまった事は、とんでもないハプニングです。もちろん、私達の日常の中でくまと出会うという事は、おそらくほぼないと思います。でも、人生において困難な事は誰もが体験している事です。
学校や職場でいじめにあっているという人や、叶わないかもしれない夢に立ち向かっている人。
理由はそれぞれだと思いますが、諦めなければ、いつか解決方法が見つかるのだと、この絵本は教えてくれているのだと思います。
困難に出会った時に、私達はちゃんと立ち向かっているのでしょうか?もしかしたら無意識に逃げ道を探しているのではないでしょうか?マーシャの姿を見ていると、ついそんな事を考えてしまいます。私には、諦めてしまった夢がありました。困難に出会った時に、安易に逃げてしまったのです。あの時に立ち向かっていればと、いつも考えてしまいます。
でも、「マーシャとくま」を読んでいると、諦めてしまった夢を、もう一度拾い上げてみようかという気持ちになりました。
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どんな困難な事も、諦めなかったら乗り越えていける。もしかしたら、大人にこそ大切な事なのかもしれません。
長年名作として愛されてきたこの絵本は、諦めない事の大切さと同時に、心の強さも表しているのだと思います。
マーシャの諦めない、強い心はぜひとも見習いたいと思います。
絵本からいろいろな事を教わるのは、実は大人になってからなのではないかと思います。
どうして、大人になると臆病になってしまうのでしょう?子供の時には、みんなマーシャのように諦めない心を持っていたはずなのです。
引用:マーシャとくま
作:M・ブラートフ
絵・エウゲーニ・M・ラチョフ
訳:内田莉莎子
出版元:ブラートフ出版社