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■はじめに
会社に就職し、少しでも仕事のスキルアップを計画的に進めたいと考える人は少なくないでしょう。
就職した最初は、誰しもやる気に満ち溢れており、この時期に自己成長・スキルアップを計画的に進める方法を習得し、それをコツコツと実践するか否かは、その人の将来に向けての仕事の能力を決定付けると言っても過言ではありません。
本記事では、この仕事のスキルアップを計画的に進める方法についてのヒントを記載したいと思います。
■仕事のスキルアップを計画的に行う方法
●まずは仕事の分解整理をしましょう
自分の所属する組織の仕事の全体を大項目・小項目に分解してリストアップしましょう。
大項目ではまとまった業務単位を上げ、小項目ではその細部をリストアップすれば良いのです。
入社間もない時期には、1つの大項目の中の2,3の小項目を先輩や上司から教えられ、それがそこそこできるようになれば、新たな小項目の仕事が追加され、仕事の幅を広げて行くのが一般的な教育方法です。
この仕事を大項目・小項目に分解リストアップするとには、自分が最初に取り組んで範囲の大項目だけでなく、分かる範囲の大項目や小項目をリストアップする事が大切です。
●次に自分の出来る仕事能力を5段階評価しましょう
こうして分類した小項目毎に5段階の目盛りを付し、自分のスキルが全社的に見てどのレベルにあるのかを自己評価します。
こうする事で、自分の有するスキルの幅と深さを客観的に見える化をするのです。こうしたスキル項目のリストアップと自己評価は毎年期首に行い、1年のスキルアップ計画への展開を図ります。
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●スキルアップの年度計画
先に記載した方法で、自部署の仕事の大項目と小項目をリストアップし、それを自己評価した後に、本年度にはどの小項目の仕事スキルをどの程度のレベルまで習得するかを明確化します。
これまで全く経験ない仕事に取り組み、まずレベル2まで習得すると言った事項や、すでに仕事は任されて行えるレベルの3まで習得しているスキルを社内で第1人者と言われるまでのレベル5まで磨き上げると言った目標を設定します。
この計画立案時には、上司や先輩と少し相談した上で、上司や先輩が育成に関してどの様な考え方を持っているも踏まえ、独りよがりにならない様にするのがポイントです。
●年度のスキルアップ目標を設定すれば最後にその為の自己啓発計画を立案します
目標を設定しても、それを与えられる仕事の中で展開・習得して行くだけでは意味がありません。
もちろん、実務と連動する事が好ましいですが、それだけではなく、そのスキルを磨くために必要な専門知識やノウハウに纏わる書籍を読み、見様見真似ではなく体系的に学ぶ自己啓発の姿勢が重要です。
場合によっては、セミナーを受講したり、資格試験に挑戦するような事を計画しても良いでしょう。
●PDCAのサイクルを回す事も重要です
何事もそうですが、計画(プラン=P)を立てても、実践(ドゥー=D)をしなければ意味がありません。
またそれなりにスキルアップの実践努力を行っても、それが計画通りなのか乖離しているのかを確認(チェック=C)し、乖離があれば新たな修正計画(アクション=A)を立て、目標達成に近づける事が大切です。
チェックは半年経過した頃に行う習慣を付ければ良いでしょう。
■まとめ
若い内に自己成長・スキルアップを計画的に実践する習慣を付けるか否かで、その人の将来の成長は大きくおとなって来ます。
大学で学んだと言っても、それはわずかに4年間の事です。
会社生活は、それよりも遥かに長く、40年にも及ぶのです。
この長い年月を、ただ成り行きと惰性で仕事をこなしているのと、自己成長・スキルアップを意識し、計画的に努力するのとでは、大きな差が付くは容易に理解できるでしょう。
将来に向けて計画的な自己成長・スキルアップの努力を、本記事も参考にしつつ、実践される事をお勧めします。