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株トレードで資産を増やしたい、余剰資金を有効活用したい。
そう思い、いざトレードを始めてみるとロスカットの連続でどんどん資産が減って行き、メンタルもズタボロ。
こんな経験をしてマーケットから退場してしまう方が私の周りでも何人もいます。
うまくいかないのは世界情勢のせいでも、機関投資家による株価操作のせいではありません。
株トレードで資産を減らしてしまう人達に共通している事があります。
それは『リスクと期待値』を意識せずに、闇雲にお金をマーケットに投入していると言う点です。
これを意識するだけでも少なくとも資産は減らなくなります。
具体的な例としては、株価1000円の銘柄をトレードしようとした時に、その銘柄がどの位の値幅を取れるのかをまず考える。
チャート分析をして、1050円までの上昇を見込めると思えば期待値は50円。5%の値幅になる。
それと同時に、必ず思惑と逆の動きをしたときの事も考えておく事が必要になってくる。
上昇すると思っているが、もし逆に動いた場合次のサポートラインになり得るポイントは900円だとすると、損失の値幅は100円。10%の損失を被る可能性が高い。これが今回のトレードのリスクになる。
この場合、思惑通りに動きになった場合の期待値が5%に対してリスクは10%なので、リスクの割合の方が高くなる。
こういった場面でのトレードを避けるだけで利益がどんどん伸びてくる。常にリスクよりも期待値の方が高い場面のみを選んでトレードをしていれば、たとえ10回中6回負けたとしても残りの4回の値幅が大きければトータルでプラスにすることができるのだ。
一回のトレードで資産を倍にする。
テンバガー銘柄に乗って一発逆転。
こんな考えで株トレードをすると必ず負けます。
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東証一部採用銘柄や、JPX400採用銘柄などの出来高の多い銘柄の、一日の値幅はだいたいよくて2〜3%。
いかにこの2〜3%を取れるような場面で確実のエントリー出来るかが資産を増やす為に大切になってくる。
出来高の少ない新興銘柄などは1日で動く値幅が大きいので、うまく乗れれば一発で大きく稼げる事もあると思います。
しかし出来高が少ない銘柄だとチャートの流れも読みにくいですし、いつ大きく動くかも分からないので時間ばかりかけて待っていても効率が悪いです。最悪逆に動いて一発退場もあり得ますし。
2〜3%の値幅を1日5銘柄トレードすれば10〜15%の値幅を取れますし、10銘柄やれば1日で20〜30%です。
毎日コツコツこの作業をやり続けるだけで、テンバガーを狙うよりも遥かに早い段階で資産を倍にする事だって可能です。
その為に毎日チャート検証をして蓋然性の高い場面に気付ける様になること、リスクと期待値を常に意識出来る様になる事が必要になります。
相場は自分の思った通りには絶対に動いてくれないという考えで挑めば、自ずとリスクを負う方のストーリーも考えられる様になります。
エントリーするときは、理想のストーリーの他に何種類ものリスクを負うストーリーを用意しておけば、その後の対応もスムーズに行えるので、この『リスクと期待値』の考えは常に意識してトレードに望んでほしい。